受賞者 |
所属 |
受賞理由 |
荻野 隆彦氏 |
財団法人鉄道総合技術研究所 |
ISO/TC204/WG8/IFMS SWGの専門家として、IFMS国際規格への日本の主張を取り入れさせ、IFMS国際規格の成立に貢献した。その功績が認められ、IFMS国際規格のPart2ではIntroductionとScopeの原案を日本が作成することとなった。なお、IFMS SWGは平成19年2月から正式な審議団体として認知され、その座長に就任している。また、オブザーバとしてISO/TC204に出席し、その情報を鉄道関係者に紹介している。 |
奥谷 民雄氏 |
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 |
平成13年からIEC/TC9国際規格に関わる国際作業部会に積極的に関与し、 IEC/TC9/PT62425では国際エキスパートを務めるとともに国内作業部会サブWG主査として日本独自の仕様である信号リレーの安全性について必要充分な証明資料を取り纏め原案の修正を提案し、国際規格に日本独自の信号リレーを含めさせた。またIEC/TC9/WG39(AUGT)においては国内作業部会サブWGの主査を務め日本案を取り纏めているなど、国内外の標準化活動を積極的に行っている。 |
落合 統氏 |
株式会社ジェイアール西日本テクノス |
平成2年頃以来、「列車伝送系」IEC規格の国内作業部会の委員として、規格案の審議に参加している。平成15年よりWG43「列車内情報伝送系」作業部会の主査を務める。 30数回の委員会活動を通じ、列車伝送系の規格に日本案を盛り込むべく提案を継続してきた。平成16年8月から審議が開始されたTCN AHG(現在、WG43)に日本のエキスパートとして参加し、日本から提案した規格案も含めたTCNの規格の制定審議に積極的に参画している。 |
桑原 正秋氏 |
株式会社IHI |
日本における新交通システム(特に無人運転のシステム)に関する経験をベースに、IEC/TC9における都市交通システム(AUGT)のDriverless Systemの安全性に関する国際規格の制定作業において、日本の考え方を積極的に展開して、Hazard Analysis活動をリードするなどし、指導的に活動している。その他、学会等において新交通に関わる作業にも参加している。 |
齊藤 嘉久氏 |
株式会社京三製作所 |
平成11年からIEC/TC9国際規格に関わる国内の各種委員会、及び作業部会ならびに国外の国際ワーキング等の標準化活動に積極的に関与し、特にIEC/TC9/AUGTにおいては国際エキスパートとしてIEC規格策定に直接関わっており、IEC国際規格へプラットホームの安全に大きく関与する、我が国発の経済効果の高い“腰高式ホーム柵”及び“ギャップフィラー”等の提案・採用に深く関わる積極的な国内外の標準化活動を行っている。 |
田代 維史氏 |
株式会社日立製作所 |
これまで、UGTMS・安全関連電子装置・車両と信号の共存性の3つのIEC規格で国際ワーキングメンバーとして、また9つのIEC規格で各国内作業部会委員として活動している。 UGTMS規格では、信号を中心とする列車制御方式全体を特定方式に限定しようとした欧州原案を、同規格を審議するIEC/TC9/WG40の初期段階において、省令のもとにある全方式が許容される体系へ変更させることに成功した。 |